2026/07/06
アルパインバタフライとは
ロープアクセスや登山、レスキューなどで使用される代表的なロープワークの一つがアルパインバタフライ(Alpine Butterfly Knot)です。
アルパインバタフライは、ロープの途中に固定されたループ(輪)を作れる結び方で、ロープの端を使わずに結べることが特徴です。
ロープアクセスでは、作業内容やロープシステムに応じてさまざまな結び方を使い分けますが、アルパインバタフライもその一つとして広く知られています。
この記事では、アルパインバタフライの特徴や用途、結び方、結ぶ際のポイントについてわかりやすく解説します。
アルパインバタフライが使用される場面
ロープアクセスでは、ロープシステムや作業内容に応じてアルパインバタフライが使用されることがあります。
- ロープアクセス
ロープアクセスでは、ロープシステムの構成や作業内容に応じてアルパインバタフライが使用されます。
ロープの途中に接続ポイントを設けたい場合などに用いられる代表的な結び方の一つです。
- 登山
登山では、ロープワークの一つとして使用されています。
ロープの途中にループを作れる特徴を活かし、さまざまな場面で活用されています。
- レスキュー
レスキュー活動でも、ロープシステムの構成に応じて使用されています。
現場の状況や救助方法に合わせて、さまざまなロープワークが使い分けられています。
アルパインバタフライの特徴
アルパインバタフライには、次のような特徴があります。
- ロープの途中にループを作れる
ロープの端を使わず、途中に固定されたループを作ることができます。
そのため、ロープの長さを大きく変えることなく、途中に接続ポイントを設けられます。
- 両側から荷重がかかる場面でも使用される
アルパインバタフライは、ロープの両側に荷重がかかるシステムでも使用される結び方です。
ロープアクセスや登山、レスキューなど、さまざまなロープワークで活用されています。
- 結び目が安定しやすい
結び目の形が安定しやすいことも、アルパインバタフライの特徴の一つです。
用途に応じてロープシステムへ組み込まれています。
アルパインバタフライを覚えるメリット
アルパインバタフライは、ロープアクセスだけでなく、登山やレスキューなどでも使用される代表的なロープワークです。
ロープの途中にループを作る結び方として広く知られており、基本的なロープワークを学ぶ際にも覚えておきたい結び方の一つです。
アルパインバタフライの結び方
アルパインバタフライにはいくつかの結び方がありますが、今回は手にロープを巻いて結ぶ方法をご紹介します。
1.ロープを手のひらに3回巻き付けます。
2.中央のロープを右へ移動させます。
3.できた輪を左へ倒します。
4.輪を中央の2本のロープの下へ通します。
5.輪をそのまま上へ引き抜き、手をロープから外します。
6.輪の大きさを整えつつ上へ引っ張ります。
7.ロープの両端を左右に引き、結び目をしっかり締めたら完成です。
アルパインバタフライを結ぶときのポイント
アルパインバタフライは、正しい形で結び、使用前に結び目を確認することが大切です。
- ループがねじれていないか確認する
締め込む前に、ループや結び目がねじれていないことを確認します。
ねじれたまま締め込むと、本来の結び目になりません。
- 最後までしっかり締め込む
結び目の形を整えたら、ロープの各方向へ均等に力をかけながら締め込みます。
締め込みが不十分な状態で使用しないよう確認しましょう。
- 使用前に結び目を確認する
ロープアクセスでは、使用前に結び目やループの状態を確認します。
結び目が正しい形になっているか確認してから使用することが基本です。
アルパインバタフライと他の結び方との違い
ロープアクセスでは、作業内容やロープシステムに応じて複数の結び方を使い分けます。
アルパインバタフライも、その中の代表的な結び方の一つです。
| 結び方 | 特徴 |
|---|---|
| アルパインバタフライ | ロープの途中に固定されたループを作ることができる |
| ダブルエイトノット | ロープの端にループを作る代表的な結び方 |
| クローブヒッチ | 支点へ固定する際などに使用される代表的な結び方 |
※用途やロープシステムに応じて適切な結び方が選択されます。
関連記事
▶ ロープアクセスで使用されるロープとは?
▶ ダブルエイトノット(二重8の字結び)の結び方
▶ 高所作業に必要な資格とは?
▶ ロープ作業の道具をプロが解説
▶ なぜ高所清掃は“職人仕事”なのか?
▶ ロープアクセス・高所作業車・ゴンドラの違いとは?
▶ ロープアクセスとは?
まとめ
アルパインバタフライは、ロープの途中に固定されたループを作る代表的な結び方です。
ロープアクセスをはじめ、登山やレスキューなど、さまざまなロープワークで使用されています。
ロープの端を使わずに結べることや、ロープの途中にループを作れることが特徴で、用途に応じてロープシステムへ組み込まれています。
結び方を覚えるだけでなく、結び目の形や締め込みを確認することも重要です。