2026/02/04
再生研磨が必要かどうかの判断基準をプロが解説!
「毎日清掃しているのに、床が黒ずんで見える」
「御影石がくすんで、施設全体が古く見える」
「洗剤を変えても、ポリッシャーをかけても改善しない」
温泉旅館・ホテル・商業施設・病院・オフィスビルなど、石材を使った床や壁を持つ施設管理者の方から、非常に多く寄せられる悩みです。
そして、最終的にこう言われることがあります。
「もう清掃では無理ですね」
「交換するしかないかもしれません」
ですが、本当にそうでしょうか?
現場で数多くの石材を見てきた立場から言うと、「交換しかない」と判断されているケースの多くは、実は“再生できる状態”です。
石材の黒ずみ・くすみは、なぜ清掃で落ちないのか?
まず大切なのは、石材の汚れ=単なる汚れではないという点です。
石材の黒ずみ・くすみの主な原因は、次のようなものです。
- 水分・洗剤が石材内部に浸透したことによる変色
- 温泉成分・ミネラル分の蓄積
- ワックスや樹脂の劣化・ムラ
- 細かな傷に汚れが入り込み、光を乱反射している状態
- 石材表面の劣化(ツヤ層の消失)
この状態になると…
✔ 洗剤では反応しない
✔ ブラシやパッドで擦っても改善しない
つまり、「汚れ」ではなく「石材表面そのものが劣化している」状態なのです。
清掃で直るケース/直らないケースの違い
ここが、現場で一番よく聞かれる質問です。
- 清掃で改善するケース
- 表面に付着した油汚れ・皮脂汚れ
- 比較的新しい汚れ
- 石材のツヤがまだ残っている
- 黒ずみが部分的・薄い
- 清掃では改善しないケース
- 全体的に黒ずみ・くすみが広がっている
- 濡れると一時的にきれいに見えるが、乾くと戻る
- ワックスを剥がしても見た目が変わらない
- 何年も同じ状態が続いている
- 御影石・大理石の光沢が消えている
再生研磨が必要かどうかの判断基準
現場で必ず確認するポイントがあります。
判断基準① 濡らしたときの見え方
濡らすときれいに見える → 再生可能性が高い
濡らしても黒ずみが残る → 劣化が深い可能性あり
判断基準② 光の反射
光がぼやけて映る → 表面が荒れている
映り込みがほぼない → 研磨が有効
判断基準③ 汚れの均一性
まだら・ムラ → ワックス・汚れ層の問題
均一なくすみ → 石材表面の摩耗
これらを総合的に見て、「交換」か「再生研磨」かを判断します。
再生研磨とは?石材を“新品に近づける”施工
再生研磨は、専用の研磨機とダイヤモンドパッドを使い、石材表面をミクロン単位で整える施工です。
- 劣化した表面層を除去
- 細かな傷を均一化
- 本来の石目・色味・光沢を回復
その結果…
✔ 黒ずみが消える
✔ くすみが取れる
✔ 明るく清潔感のある床に戻る
「延命」ではなく、“石材が持つ本来の価値を取り戻す”施工と言えます。
まとめ|石材は交換前に「再生できるか」を判断する
石材の黒ずみ・くすみは、清掃不足ではなく経年劣化のサインであることがほとんどです。
だからこそ重要なのは…
- すぐに交換と決めない
- 再生研磨という選択肢を知る
- 状態を見て判断する 再生研磨は、コスト・時間・環境負荷を抑えながら施設の印象と価値を大きく回復できる方法です。